バジルは引っ越しました

ガルパンさん徘徊記(3)

投稿者: 無謀庵 / 2016年3月26日 - 20:49 / カテゴリー: アニメ, 徘徊記

(1) / (2) / >3< – 伊勢さん (1)

伊勢さんのと記事の順番が混ざってしまったが、時系列順のこちらは、アクアワールド大洗を出たところから。

自転車転がして町の方へ。大洗の商店街とガルパンさん的見どころは、磯前神社下の通りをひたすら道なりに行けばそこにほとんど集中してるんだけど、どうも我々一行、その地形をちゃんと認識できていなかった。

私は二度目なんだからわかれよ、って話なのだけど、前に来た時は大納涼祭やってて、商店街が端から端まで人の流れがあるお祭りモードでわかりやすかった。今回は雰囲気が違って。

商店街は「道なりに」ではあるけど「一直線に」ではない。喫茶ブロンズから金丸釣具店さんあたりにかけては、ガルパンポップがあるでもなく住宅地っぽい雰囲気な上に、道がクランクしている。さらに、江口又新堂さんそばの交差点で通りが90度折れるのも、後で地図見るとすぐわかるけど、現地では混乱していた。

おかげで二日続けて変なところ通ったりして効率的に回ってないんだけど、まあ、あれだ、先に地図でよくチェックしておこう。

商工会

商工会館(市役所となり)に立ち寄ってみると、ちょうど関連品展示棚を新調した直後。二日前に棚入ったところとのこと。まだまだスペースがあるのが頼もしい。

商工会館でもちょっとしたグッズ物販があったりもするので、別に地元で開業したいとかでなくても立ち寄って大丈夫。ずいぶん機嫌よく仕事してる職員さんが応対してくれる。

公用車

表に止まってた公用車もさり気なくガルパンシール。

チョーノ

次は月の井酒造に行って、試飲させてもらえるということで、いいやつを少し味見させて頂いた。

大洗の日本酒といったら月の井。昨日買った「れおぽんしゅ」や、その他いろいろあるやつもみんな月の井。ガルパン酒はかなり種類があるのだけど、月の井酒造の商品ラインナップはかなり広いので、ちゃんとどれも中身が違うみたいだ。

私は「純米吟醸 蔵酒」を購入。そこそこ上等なやつ。飲んでみたところ、「れおぽんしゅ」と同じ系統でもう一枚格上にした感じの味。燗をつけても美味そう。

上の写真は月の井酒造のギャラリー。中はガルパン展示ってわけではないのだけど、片岡鶴太郎の絵があったり、舘ひろしのドラマに起用されてたりとか。

みつだんご 味の店たかはし

大洗名物と名高い、たかはしさんのみつだんご。

見た目はみたらし団子のようで、もっと軽い。米粉じゃなくて小麦粉を、たこ焼きの鉄板で丸めて作ってるそうで、柔らかくてふわっとしてる。蜜も、みたらしほどクドい味でもない。たったの一本60円、すいすい食べたくなる味と食感なので、多めにするのが吉。華さん盛りになってもこれならいけると思う。

まいわい市場でもおみやげ用に売ってるのを見かけたけど、再加熱のやり方がまずいと固くなるらしいから、そこは説明書きを読んで慎重に。

ジョイショップタグチ

ジョイショップタグチさん。おもちゃ屋。蝶野正洋の推しキャラであるらしい佐々木あけびがいる。

別にガルパン戦車キットでうめつくされるほど……とかではなかったが、接着剤などが一式入ったガルパンさん新規モデラー向けセットがあった。

いろいろタイアップしたプラモは出てるけど、わりと大型で完成させるのが難しいキットが多いもんで、模型慣れしてない人には買っただけで置物になりがちでね。接着剤セットは、せめて作ってみようとする人が増えることを願うものだろうか。

ここもお店のお父さんとトークが始まるお店。大洗への交通の話になった。

飯岡屋水産

看板にほとんど垂直に撮ってしまったが、飯岡屋水産さんはサンダースのケイ。この近辺は妙に主要キャラ集中するエリアで、近くにエリカやら西隊長やら秋山殿やら。

ここでは私は、実家の土産にあんこう鍋の具材と出汁、それと明太子を頼んだ。もちろんクール便で発送してくれるので、おみやげには便利。うちの親はあんこう食べたことなかったらしくて、なかなか受けが良かった。

鍋用のあんこうは500g入り1000円だから、思ったよりリーズナブル。出汁も300円。大洗を代表する名物だし、自分用に買っていくのもおすすめ。

ブリアン

ブリアンさん。というかナカジマが立ってるせいもあって、一体何屋なのか外からすぐに気付けなかった。ツチヤがいた豊年屋機工部さんはモロにプロショップだったし。

それで「ガルパン¥420」というのはなんぞや、と首をひねってたら、ここはパン屋さんであった。

あいにくガルパン完売だったんだけど、手軽にラスクを買える。

餡香焼き 餡香焼き

次は、まいわい市場にリベンジして、昨日売り切れていた餡香焼き。

伊勢さんがいうには「断然芋餡が美味い」とのことで、芋餡。せっかく茨城で食べるんだしってのもあるが、さつまいもの味がしっかりわかる、甘ったるすぎたりもしない、評判の高さがわかる味。確か現地価格で120円だったかな。

大洗マリンタワー

で、いよいよまいわい市場すぐそばの大洗マリンタワーで、ガルパンカフェ「Panzer vor」に突入。

マリンタワーってこれ、こんななりして3階しかなくって、はるか上空の出っ張りの下側がPanzer vorで、その上が展望台。

せっかくだから展望台のチケットを買ったけど、Panzer vorだけならチケット不要になっている。

カジキカツカレー

午後2時過ぎてたと思うんだけど、まだ結構な混雑。

混んでたら記名するルールだったんだけど、エレベーター降りてすぐの混雑に紛れてルールに気付かず。みんなして気付いてなかったんで、これから行く人はまず記名ってことでよろしく。

店内は他のお客さんも多かったので写真は遠慮したけど、学校で使う風の机と椅子を置いてみたり、壁から四号戦車の砲身が突き出てたりとか、ちょっとおもしろくしていた。BGM代わりはドラマCD。風紀委員のネーミングの適当さが印象に残る。

それから、店にプラモデルが差し入れられているものの作り手がいないそうで、腕のある人は作ってくれ、という依頼があった。

伊勢さんはサンダースバーガー、私はカジキカツカレー。大洗はカジキがよく捕れるところでもあるそうで。カジキカツは、月並みに言えば鶏胸肉っぽい。かなりしっかりした歯ごたえで、煮付けで食べることが多いらしいけど、カツカレーにするならいいとこじゃないかな。

秋葉原とかでイベント的に開かれるようなもんかなあ、そういうの持ってきても大洗の場合は地元の人がやってくれることが強すぎるから、見劣りして悲惨じゃないかな……と心配しながら行ったのだけど、抑えめの価格設定で地元のものを絡めたメニュー、心配は杞憂であった。

展望 展望 さんふらわあ

展望台より。外からもよく見えるあんこうチームを後ろから。さんふらわあも入港中。

見渡せちゃうような小さな町なんだけど、その町がもう何年も賑わい続けているんだもんね。なんとも、こうなってること自体が面白くてたまらないね。

で。

この辺で私がカチューシャ、いやソ連成分の不足を感じ始めて、「さかげんさんに行こう」と提案。なんかプラウダの存在感が微妙に薄い気がして。

私がロリコンの人ではないということは、プラウダにも書いてる真実であるから。

民宿たくみ民宿たくみ

で、ついに二日目午後まで見逃し続けていた商店街北側エリアに行き当たり、「うわぁ」って。初めてきた時に圧倒的存在感を出していた、民宿たくみさんのこの手作り木工戦車! 前に来た時に「大洗のガルパンコラボはすごい手作りっぽい」という強い印象を抱いて帰ったのは、かなりの割合でこれのおかげ。

やっぱ一度民宿泊まってみたいとも思えるよね。ガルパンさん向けコースだと、学園艦盛りなんてのが出てそれがすごいと聞いてる。

森屋 シベリヤ

和菓子の森屋さん。看板娘は河西忍。

一時はカチューシャのシベリア送り25ルーブル、だったらしいシベリアケーキ。

シベリアというのがこういうものだということは、もう20年前に須藤真澄の「振袖いちま」に書いてたから知ってたのだけど、関西じゃ売ってない。関東に来て、普通にスーパーで売ってるの見かけて買ったことあるんだけど、ちょっと甘すぎ。まあ、パンと同じ扱いで売られるなら、日持ちのためにかなり砂糖増やす必要があるんだろうけど。

しかしこのシベリアは、羊羹の甘さを抑えてカステラとうまくバランスさせてあって、断然いい味。これはみつだんごとどっちが美味いか。

歴史的には明治大正のモボ・モガに愛された味で、洋菓子の普及に伴って貧乏くさい扱いをされて不人気になっていった……とのことだけど、非常にリーズナブルな、この三角カットで150円。

金丸釣具店

前回来た時は砲弾浮き(手作り)を買っていった金丸釣具店さん。釣り客多いだろうしね大洗。大洗=手作りのイメージの一部はここの砲弾浮きによる。

確か前回時点では、ガルパンブームへの参加がちょっと遅れてポップ置けず、でありながらも手作り砲弾浮きで存在感を示していたお店なのだけど、今回はクラーラのポップが入った。声をやったジェーニャも遊びにきてたようだ。

今回は砲弾浮きのバリエーションで、LEDライトができていた。

丸五水産

会長のいる店、丸五水産さん。

前来た時も、ここの〇五式戦兵(せんべい)を買っていったもんで、もちろん今回も購入。実は未だに、なぜ魚屋さんで煎餅なのかわかってないのだけど。

大洗で買い物すると缶バッヂをつけてもらえるのがいつもの流れだけど、丸五水産さんは他に絵葉書を作ってて、今回はそっちをもらった。この図案なのだけど、この、わかるんだけどそう言われてもどうすれば、と困惑するようなコピーに心惹かれた。

ウスヤ肉店

前回は那珂湊焼きそばを出してた、ウスヤ肉店さん。前回も食べた、アリクイさんチーム風串かつを今回は食べていった。

なんか、「華さんとんかつ定食」なる禍々しい響きのメニューが店内に掲げてあったけど、残念ながらもうすぐ終了という日付が掲示されていた。どんな代物なのか……

新屋酒店

新屋酒店さんと山郷あゆみ。

ここは同行の伊勢さんが大喜びしていた店なのだけど、そのへんは彼から説明があろう。

カチューシャ&ノンナ さかげん

そしてやっと来たりぬ同志カチューシャのとこ、さかげんさん。ここに来るとカチューシャを、いやソ連を補給できるのだ。

さかげんさん、前回来た時はファンのたまり場としてスペース作ってくれてる場所、って感じだったけど、今回はプラウダ・ウォッカがある。もちろん買ったさ。

 

これで日も沈みそうな時間になって、今回の大洗旅行も終わりの時。いやー、楽しかった。

ホテルにレンタサイクルを返し、送迎をお願いして駅へ。

で、素直に帰るなら水戸に戻ってJRなのだけど、せっかくだから鹿島臨海鉄道大洗鹿島線に乗っていくことに。したら、駅で1時間待ちになっちゃったが。

バス 大洗駅 8000型新車両

では大洗よ、ダスビダーニャ。

駅にデビュー目前の8000型新車両が止まってたよ。

で、この後鹿島神宮駅まで行ったら、JR鹿島線への接続が50分待ち。えー。駅員さんに聞いてみたら途中下車してよいといってもらえた(JRならルール的に無理なはずだけど、ここは私鉄との連絡駅だからいいとしてくれたのかもしれない)ので、鹿島神宮にお参りしてきた。

鹿島神宮

夜の鹿島神宮、もしかして入れないのではないかと思ったけど、拝殿まではOK。

鹿島立ち

ところで、この屹立するオブジェに「鹿島立ち」という題には、なんというかこう、そういう薄い本が氾濫した昨年末まではなんとも思わなかったはずなのに。

と、酷いオチをつけてこの徘徊記もおしまい。

大洗はいいぞ。

 


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